研究課題/領域番号 |
17K10790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 岡山大学 (2018-2021) 愛媛大学 (2017) |
研究代表者 |
岡崎 幹生 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (50467750)
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研究分担者 |
坂上 倫久 愛媛大学, 医学系研究科, 講師(特定教員) (20709266)
中岡 裕智 愛媛大学, 医学部, 技術員 (30795464)
佐野 由文 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (60322228)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肺移植 / 虚血再灌流霜害 / 虚血再灌流障害 / 心停止ドナーからの肺移植 / 血管内皮細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、マウスモデルを用いて、温虚血再灌流障害のメカニズム、主に血管内皮細胞の働きを解明し、さらに温虚血再灌流障害の抑制・予防することを目的とした。心停止ドナー肺を分析したところ、血管内皮細胞の破綻は顕著で、心停止後ドナーからの肺移植後の虚血再灌流障害の大きな要因と考えられた。また、マウス温虚血再灌流障害モデルにおいて、血管内皮細胞の障害を抑える目的でR-spondin-3を投与したところ、温虚血再灌流障害は抑制されていた。R-spondin 3は心停止ドナーからの肺移植後の虚血再灌流障害の抑制につながる可能性があり、将来的にその臨床応用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺移植は終末期肺疾患の唯一の治療法であるが、ドナー不足は深刻である。そのため、本邦でも心停止ドナーからの肺移植の臨床応用に向け、更なる研究による安全性の検証・実証が急務となっている。本研究では、マウスモデルを用いて、温虚血再灌流障害のメカニズム、主に血管内皮細胞の働きを解明し、さらに温虚血再灌流障害の抑制・予防することを目的とした。マウス温虚血再灌流障害モデルにおいて、血管内皮細胞の障害を抑える目的でR-spondin-3を投与したところ、温虚血再灌流障害は抑制されていた。R-spondin 3は心停止ドナーからの肺移植後の虚血再灌流障害の抑制につながる可能性があり、臨床応用が期待される。
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