研究課題/領域番号 |
17K10811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
前原 幸夫 東京医科大学, 医学部, 講師 (10385106)
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研究分担者 |
今井 健太郎 東京医科大学, 医学部, 助教 (30408140)
河口 洋平 東京医科大学, 医学部, 助教 (10793630)
池田 徳彦 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (70246205)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | PDT / 中心型早期肺癌 / 肺癌 / レーザー治療 / 皮膚内残留濃度測定 / 光線過敏症 / 光線力学的治療 / レザフェリン |
研究成果の概要 |
光線力学的治療(Photodynamic Therapy: PDT)は中心型早期肺癌に対する根治療法として非常に有用な治療であるが、唯一の問題点は光線過敏症の発症である。現行の光線過敏反応発症を確認するプロトコールは侵襲を強いり、定性的な判断基準であり、定量的、非侵襲的な評価方法の開発が望まれる。新規に開発した皮膚内残留薬剤測定システムを用いて、非侵襲的に皮膚内残留薬剤濃度の計測が可能か、さらに光線過敏症発症リスクの判断指標としての有用性を検討した。皮膚内残留薬剤測定システムは、非侵襲的に皮膚残留薬剤濃度時間推移を検出することは可能であり、光線過敏症発症のリスク判断に有用と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、皮膚内残留薬剤測定システムを早期肺がん患者の術直前後および退院時に運用し、得られた指標と光線過敏症の発症との相関について検討する。本システムにより光線過敏症の発症リスクを予測し、その有用性の評価を行い、光線過敏症を回避することを目的とした。臨床試験を行い時間的推移を検出することが可能であった。術後3日目の蛍光ピークを最大として1週間後では蛍光ピークの減少が認められた。皮膚内残留薬剤測定システムを用いることにより、光線力学的治療の唯一の副作用である光過敏症に対するリスク判断が可能となり今後の発展に寄与する結果であると考えた。
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