研究課題/領域番号 |
17K10852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
有光 なぎさ 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (40408688)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 神経 / 移動 / 幹細胞 / 前駆細胞 / Reelin / 片マヒ / 幹・前駆細胞移植 / 神経再生 / リーリンシグナル経路 / 移植 / 神経細胞 / 脳損傷 / 再生 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
凍結脳損傷モデルマウスでの運動機能障害改善における関連遺因子の探索を行い見出したパラクライン因子Reelinに着目し、Reelinシグナル経路のアダプター因子である Disabled 1(Dab1)の自然突然変異マウス由来の神経幹、前駆細胞移植を行い、野生型由来細胞移植と比較した結果、Reelin経路下流の何らかの因子が運動機能回復へ関わることを見出した。 Yotari由来神経幹・前駆細胞と野生型細胞移植を比較し、ラベル化処理を行った細胞の移植マウスでの局在により、移植細胞自身のReelin経路が損傷後の神経移動、神経再生に関わることを見出し、論文に報告した(Arimitsu, 2019)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本解析は運動皮質の脳表損傷片マヒモデルのため損傷部位への移動、層構造形成が見やすい系であり、用いる移植細胞は幹細胞よりもさらに運動神経細胞に近づけた細胞移植で、より移植部位での環境に近づけ定着しやすくしている点で細胞移植応用につながる意義がある。さらに、これまで発生過程で主に機能すると考えられていたReelinが成体においても損傷時に再活性化して損傷回復過程で機能する点で注目している因子が分泌性因子であることから、移植法だけにとどまらず、外的因子の導入による治療法の検討などを展開できる点に学術的意義、社会的意義があると考えられる。
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