研究課題/領域番号 |
17K10869
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
松尾 孝之 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (00274655)
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研究分担者 |
梅野 哲也 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 研究協力員 (00737273)
吉田 光一 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (20393457)
氏福 健太 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (20437867)
馬場 史郎 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (30530430)
鎌田 健作 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (30549655)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | グリオーマ / 腫瘍浸潤 / 脳血液関門 / annexin / paxillin / 悪性神経膠種 / high grade glioma / anaplastic astrocytoma / glioblastoma / pericyte / tumor microenvironment / invasion / HIF1 / 悪性神経膠腫 / 浸潤能 / 脳血液関門モデル / 浸潤 / blood brain barrier / vascular endothelium / pericyto |
研究成果の概要 |
悪性神経膠腫は高い増殖能力および浸潤能力をもち、5年生存率8%未満の難治性腫瘍である。本研究は、腫瘍浸潤を規定するたんぱく質を同定し治療薬の開発へ繋ぐことを目標とした。規定タンパクの候補を探索するため脳血液関門モデル腫瘍細胞株に虚血下で起こる遺伝子発現およびタンパク発現を解析しpaxillinを選出した。本タンパクの浸潤性への関与を実験的に確認した後、これを抑制する事での浸潤能が低下するかどうかを検討したが、運動量が、低下することは確認できたが、統計学的および病理組織学的な検討では有意な浸潤脳の抑制は確認できなかった。しかし、本タンパクは細胞浸潤に関わる重要なタンパクである事が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性神経膠腫に対して2013年抗VEGF抗体が保険認可され、その血管新生阻害作用による抗腫瘍効果が期待されている。しかし本腫瘍が本来持つ治療抵抗性を考えた場合、血管新生阻害に伴う虚血環境に反応し、腫瘍細胞が浸潤能を高めて脳内への浸潤・転移をすることにある。腫瘍細胞の浸潤規定因子については、現在まで解明されていない。本研究では、腫瘍細胞が虚血に伴い細胞浸潤の開始行動を規定するタンパクを同定し、これを阻害する事で悪性神経膠腫治療法の開発に繋げるためのトランスレーショナルリサーチである。
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