研究課題/領域番号 |
17K10924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
谷口 優樹 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80722165)
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研究分担者 |
齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30456107)
松林 嘉孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50747962)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ADAMTS10 / ADAMTS17 / 成長障害 / フィブリリン / 椎間板 / ADAMTSファミリー |
研究成果の概要 |
本研究ではADAMTS10とともにWeill-Marchesani症候群(WMS)の原因遺伝子としてしられているADAMTS17遺伝子の機能の解析に焦点をしぼった。Adamts17のノックアウトマウスの作出に成功し、その表現型の解析を通して、Adamts17ノックアウトマウスが、①WWMSの表現型を呈すること、②主に肥大軟骨細胞層の短縮を伴う成長障害を呈すること、③成長軟骨板で細胞外のフィブリリンと2の増加を呈すること、④成長軟骨板肥大層でのBMPシグナルの低下が生じていること、を見出し、論文として発表した。脊柱および椎間板については引き続き解析中であり、論文投稿準備中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では遺伝子改変マウスの解析を通じてADAMTS17遺伝子の機能の解析をすることに成功した。当初目的とした椎間板での機能の解析や変性椎間板の治療効果というところまでは解析を進めることができなかったが、ノックアウトマウスの作出に成功し、また本遺伝子の軟骨内骨化過程における分子生物学的な機能を解明できた利点は大きい。現在同様のストラテジーで椎間板における機能解析を継続して行っており、新たな知見が得られつつある。本研究により椎間板変性における新たな機序が明らかになることが期待され、今後の創薬開発につなげうることが期待される。
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