研究課題/領域番号 |
17K10960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
川島 寛之 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (30361900)
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研究分担者 |
有泉 高志 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50571915)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | RANKL / デノスマブ / 骨腫瘍 / 軟部腫瘍 / 破骨細胞 / 骨破壊 / 原発性骨腫瘍 |
研究成果の概要 |
がん骨転移病変において、デノスマブ投与後に約7割の症例で骨硬化を認めたことがわかった。硬化を認めた症例においては、認めなかった症例に比べて有意に骨関連事象の発現が少なかった。原発性骨腫瘍においては、骨巨細胞腫のほか、平滑筋肉腫や動脈瘤様骨嚢腫、線維性骨異形成においても、病変の硬化が認められた。さらに、腱鞘巨細胞腫や色素性絨毛結節性滑膜炎、平滑筋肉腫、未分化多形肉腫などの軟部腫瘍においてもRANKL関連分子の発現が高いことを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗RANKL抗体薬であるデノスマブは、多くのがん骨転移に対して使用されているが、どのような癌腫に有効性が高いかを示すことができ、有効な症例に対して選択的に投与することが可能になった。また現在保険適応となっていない、原発性骨腫瘍や軟部腫瘍の一部に対する治療効果も期待される結果を示すことができ、将来的な適応拡大への布石となったと考えられる。
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