研究課題/領域番号 |
17K10995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
高窪 祐弥 山形大学, 医学部, 准教授 (80431641)
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研究分担者 |
高木 理彰 山形大学, 医学部, 教授 (40241707)
佐々木 幹 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (00444034)
長沼 靖 山形大学, 医学部, 客員研究員 (10463811)
大木 弘治 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (20463812)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 薬剤耐性 / 自然免疫 / Toll様受容体 / 制御性免疫 / 獲得免疫 / 炎症性免疫担当細胞 / 炎症性サイトカイン / 疾患活動性 / グレード分類 / 薬剤抵抗性 / 免疫学 / 薬剤反応性 |
研究成果の概要 |
関節リウマチ (RA; rheumatoid arthritis)の慢性炎症を引き起こしている病因の一つとして,RA滑膜組織において自然免疫反応のリガンドを認識するパターン認識受容体であるToll様受容体陽性細胞が報告されていた。本研究の目的は,薬剤未投与の早期RA,薬剤投与後の晩期RAと特に薬剤抵抗性RA患者における自然免疫系の関与を明らかにするため,Toll様受容体陽性細胞の局在とその役割を検討することであった。 解析の結果、早期群では,自然免疫,獲得免疫が炎症度に応じて残存している症例が多くみられ,晩期群では,T細胞,B細胞と比較し,多くのTLR陽性細胞が残存していたことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節リウマチに対する適切な治療介入により,自然免疫,獲得免疫とも抑制され,制御性免疫細胞が増加する傾向がみられたが,Toll様受容体陽性細胞を中心に,自然免疫系反応が残存しやすいことが示唆された。 今後,従来型の疾患修飾性抗リウマチ薬や生物学的製剤,分子標的型合成抗リウマチ薬を用いても症状の寛解が得られない患者では,自然免疫系反応をターゲットとした治療が重要になると結論づけられた。
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