研究課題/領域番号 |
17K11001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
宮崎 剛 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (80324169)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 変形性関節症 / 変性軟骨 / 軟骨再生 / 脂肪幹細胞 / 関節内直接注入 / AD MSCs / PLA cell / direct transplantation / 関節内投与 / 抗炎症効果 / 骨髄間質性幹細胞 / 軟骨再生効果 / 疼痛抑制 / CD271 / 骨髄間質細胞 / 抗炎症作用 |
研究成果の概要 |
本実験には手術で採取したヒト脂肪細胞からCD271陽性MSCsを抽出して用いた。ヌードラットの軟骨欠損モデルに対してCD271陽性細胞を移植した結果、高い軟骨再生能を認める結果であった。また一部雑多な細胞も含まれたprocessed lipoaspirate cellを変形性関節症モデル関節内に直接注入し、局所の抗炎症効果、変性軟骨の再生効果について検討を行った結果、早期変形性関節症軟骨に対しては軟骨再生効果を認めたが、進行期及び末期変性軟骨に対して軟骨再生効果は認められなかった。しかし、局所の抗炎症効果については早期、進行期、末期群においてコントロール群と比較して優位に抗炎症効果を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
より簡易な手法での変性軟骨再生と言うことを最終目的に実験を行っているが、現段階では早期変形性関節症軟骨に対してはAD-MSCsの軟骨再生効果を認めたが、進行期及び末期変性軟骨に対しては軟骨再生効果は認められなかった。しかし、局所の抗炎症効果については早期、進行期、末期OAについてコントロール群と比較して優位に抗炎症効果及び疼痛発現物質の低下を認めた。これはMSCsの関節内注入療法は軟骨再生を目的とせず、除痛を目的とするものならば見込みがあるとする結果であった。
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