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新規糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬の心保護作用への影響と細胞内機序

研究課題

研究課題/領域番号 17K11086
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 麻酔科学
研究機関長崎大学

研究代表者

一ノ宮 大雅  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (50404249)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード薬理学的プレコンディショニング / 心筋虚血再灌流傷害 / SGLT2阻害薬 / 薬理学的心筋プレコンディショニング
研究成果の概要

新規糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬のSGLT1阻害作用は、虚血再灌流障害における内在性心筋保護効果を抑制する可能性がある。この研究は、市販のSGLT2阻害薬の影響とSGLT1阻害下でも効果を発揮する薬理学的心筋保護法の開発を目的に行った。
SGLT1阻害薬の内在性心筋保護効果抑制ではAMPKが重要な役割をなしており、AMPKを介さない薬理学的心筋保護法はSGLT1阻害薬投与下でも効果を発揮することが分かった。またSGLT2選択性の高いトホグリフロジンのSGLT1阻害作用は保護効果を抑制しないことも分かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

SGLT2阻害薬は糖尿病の重大な合併症である心血管イベント発生を抑制することを示した最新の治療薬である。しかし、SGLT2阻害薬が持つSGLT1阻害作用は心筋虚血再灌流傷害での内在性臓器保護を抑制する可能性が示唆され、また、SGLT2阻害薬の効果が不十分な患者に対するSGLT1/2阻害薬の開発も進められている。本研究の結果から、SGLT1阻害作用はやはり内在性臓器保護を抑制するものの、SGLT2選択性の高いSGLT2阻害薬であれば虚血再灌流傷害での内在性心筋保護効果を抑制しないことが示された。また、AMPKを介さない薬理学的心筋保護法であればSGLT1阻害下でも効果を得ることが明らかとなった。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] オルプリノンの心筋保護効果に及ぼすSGLT1阻害薬の影響の検討2020

    • 著者名/発表者名
      江頭崇、一ノ宮大雅
    • 学会等名
      第47回日本集中治療医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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