研究課題/領域番号 |
17K11143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
蘆田 真吾 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (80380327)
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研究分担者 |
中川 英刀 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, チームリーダー (50361621)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 病原体 / 癌 / ゲノム / ウィルス / 細菌 / 微生物 |
研究成果の概要 |
前立腺癌のpathogenを同定するために、次世代シークエンスを用いて前立腺癌サンプルのトランスクリプトームを網羅的に調べた。RNA-seq解析によりpathogen候補として4つの細菌、すなわちMoraxella osloensis、Uncultured chroococcidiopsis、Cutibacterium acnes、Micrococcus luteusを同定した。そして、PCR、ダイレクトシークエンス、免疫組織染色にて検証した。興味深いことに、C. acnesは免疫組織染色において、より高頻度にprostatic intraepithelial neoplasiaで見つかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前立腺癌は、以前より感染症との関連が示唆されているが、実際には原因となるpathogenは見つかっていない。子宮頸癌においては、pathogenであるヒトパピローマウィルスに対するワクチンがすでに開発されており、本邦以外では、子宮頸癌罹患数は劇的に減少している。本研究成果を基に研究を発展させることにより、前立腺癌の発生メカニズムから予防まで幅広く社会に貢献できると考える。
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