研究課題/領域番号 |
17K11157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 (2019) 慶應義塾大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
菊地 栄次 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (10286552)
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研究分担者 |
小坂 威雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30445407)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 尿路上皮癌 / 癌幹細胞 / 抗癌剤耐性 / シスプラチン / 膀胱癌 / 治療戦略 |
研究成果の概要 |
以下の5つの結果を得た。(1) 筋層浸潤性膀胱癌におけるCD44v9の高発現は予後不良因子である。 (2) CD44v8-10は膀胱癌の抗癌剤耐性獲得に強く関連する。(3) 現喫煙症例において膀胱癌腫瘍中心部のPD-1の高発現は予後不良因子である。(4) CD44v陽性のT24細胞株においてメトホルミンは殺細胞効果を示した。(5) マウス膀胱癌肺転移モデルにおいてサラゾスルファピリジン+シスプラチンは強い抗腫瘍効果を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
尿路上皮癌におけるCD44v9、喫煙膀胱癌におけるPD-1は今後予後マーカーとしての確立が望まれる。このことにより予後不良症例の抽出、リスク分類が可能となり個別化治療への応用の意義が示唆される。CD44vは膀胱癌の抗癌剤耐性獲得に寄与し、CD44vをターゲットしたメトホルミンやサラゾスルファピリジンは次世代の新規治療戦略として期待されると考える。
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