研究課題/領域番号 |
17K11208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
水野 由美 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20584014)
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研究分担者 |
水野 洋介 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (30406532)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 不妊症 / 男性不妊症 / ペルオキシソーム / 奇形精子 / Tysnd1 / 不妊 / 精子形成 / セルトリ細胞 / 男性不妊 / 雄性不妊 / ミトコンドリア / 造精機能障害 / 脂質代謝 |
研究成果の概要 |
研究代表者らはこれまでの研究で、プラスマローゲン合成過程の異常で奇形精子を伴う不妊症を呈することを明らかにした。本研究では、プラスマローゲン前駆体の投与が奇形精子の先体形成の改善に役立つことを明らかにした。また、ペルオキシソームの脂質代謝異常を呈するマウス精子では、先体膜の形成または膜同士の接着に異常が起きていることや、円形精子細胞から精子へと尾部を形成し形態変化する際に、細胞質が一部残ったままになっていることがわかった。次に、ヒト精子の解析で、精子運動や奇形率で正常範囲に満たない精子を解析した結果、男性不妊症のマーカーとなりうる分子を発見することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで詳細のわかっていなかった、精子形成におけるペルオキシソームの役割について明らかにすることができた。また、男性不妊症のマーカーになりうる分子を見つけることができた。少子高齢化が進む日本では、不妊症の治療に関わる知見は重要であり、本研究での奇形精子の発症メカニズムに関する成果は、将来の不妊症の治療や男性不妊症の検査マーカーとして役立てられる可能性がある。
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