研究課題/領域番号 |
17K11251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
日原 華子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80626458)
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研究分担者 |
丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
内田 浩 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90286534)
升田 博隆 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師(非常勤) (80317198)
内田 明花 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60445236)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 着床 / 子宮内膜上皮細胞 / 遠心性運動 / 求心性運動 / Hippo pathway / 生殖医学 |
研究成果の概要 |
ヒト着床は胚の接着以降、子宮内膜上皮細胞、間質細胞の細胞集団としての特異な細胞動態を必要としている。すなわち胚が子宮内膜間質層にまで到達するためには、本来外来物からのバリアとして機能する子宮内膜上皮細胞層を外来物である胚が通過しなくてはならない。これまでそのメカニズムは子宮内膜上皮細胞層の細胞死によるものとされてきたが、今回の一連の解析によって、細胞死に加えて子宮内膜上皮細胞群の、胚接着ポイントから遠心性の特異な細胞運動に支持されていることが明らかとなった。またこの特異な細胞集団運動は卵巣ステロイドホルモンや一部の特殊薬剤によって制御されうることがあわせて明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性ホルモン剤投与による生殖補助医療の成功率上昇のメカニズムの一端を示している可能性がある。また、妊娠反応は認めても臨床的妊娠にはいたらないごくごく初期の流産(化学的流産)は、胚接着後間もない胚ー子宮内膜の相互反応の破綻ととらえることができるが、胚接着から胚陥入までの超初期段階の妊娠メカニズムとして子宮内膜上皮細胞の特異な細胞動態の解明は、今後の異常状態の理由(メカニズムのいかなる破綻か)の解明検討をあわせて臨床妊娠率向上にむけての新たな治療戦略の理論的基盤に発展していくことが期待される。
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