研究課題/領域番号 |
17K11266
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 潔 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (70241594)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 子宮内膜癌 / CYP17 / androgen / estrogen / DHEA / androgen receptor / endometrial cancer / endometrial carcinoma / 癌 / 性ステロイド合成酵素 / アンドロゲン / エストロゲン |
研究成果の概要 |
子宮内膜癌はホルモンによって増殖することが知られており、ホルモン合成の遮断が治療につながります。一方で、同じくホルモンによって増殖することが知られている前立腺癌では、アビラテロンという薬剤がホルモン合成酵素CYP17を阻害し、ホルモン依存性の増殖を抑制する効果が認められています。本研究では、子宮内膜癌におけるCYP17の意義について検討し、CYP17阻害剤であるアビラテロンが子宮内膜癌に対しても効果を発揮する可能性を見出しました。CYP17阻害薬は、子宮内膜癌の新規ホルモン治療薬として期待されます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮内膜癌の術後補助療法として副作用の少ないホルモン療法が望まれますが、代表的な黄体ホルモン療法を含めてその効果は明確ではありません。しかし様々な研究から子宮内膜癌はホルモン依存性に増殖することは明らかであるため、さらなるホルモン療法に関する研究の発展が望まれてきました。本研究では、CYP17の子宮内膜癌での意義を初めて明らかにすることができ(学術的意義)、さらに既存の前立腺癌ホルモン療法剤が子宮内膜癌に対しても有効である可能性を示すことができました(社会的意義)。
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