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子宮内膜症女性の心血管系疾患発症に対する先制医療の可能性-臨床疫学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 17K11287
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

水沼 英樹  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (10125875)

研究分担者 高橋 俊文  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20302292)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード子宮内膜症 / 心血管系疾患 / 炎症 / ナースヘルス研究 / ヘルスケア / ホルモン療法 / 先制医療
研究成果の概要

本研究では、子宮内膜症罹患女性の背景因子が心血管系疾患の発症リスクにどのような影響を与えているか明らかにすることを目的とした。研究の対象は2001年から2007年に日本ナースヘルス研究に登録された女性8,285名である。登録時子宮内膜症罹患歴のある女性は478名(5.8%)であった。8年間の観察期間における心血管系疾患の発生は、子宮内膜症罹患歴のある女性では15名(3.1%)、罹患歴のない女性では285名(3.7%)であった(P=0.74)。今後、日本ナースヘルス研究のコホートを用いて観察期間を延長し、子宮内膜症罹患の有無と心血管系疾患の発症に関する研究を継続する必要がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

子宮内膜症は性成熟期女性の約10%に認められ、女性の生涯にわたってquality of lifeを損ねる疾患である。心血管系疾患はその病態の基盤に動脈硬化症があるが、動脈硬化の発症には血管局所のみならず全身性の慢性炎症の関与が重要である。最近の疫学調査において、子宮内膜症と動脈硬化および心血管系疾患を関連付ける研究成果が、日本と米国から相次いで報告されており、子宮内膜症の加療が心血管系疾患の発症予防につながる可能性がある。観察期間を延長することで、子宮内膜症罹患女性の背景因子と心血管系疾患の関連が明らかになる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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