研究課題/領域番号 |
17K11303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 浩 大阪医科大学, 医学部, 講師 (80432491)
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研究分担者 |
林 正美 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (00551748)
大道 正英 大阪医科大学, 医学部, 教授 (10283764)
田中 良道 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10625502)
恒遠 啓示 大阪医科大学, 医学部, 講師 (70388255)
田辺 晃子 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70454543)
兪 史夏 大阪医科大学, 医学部, 非常勤医師 (80625674)
寺井 義人 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90278531)
田中 智人 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90411363)
藤原 聡枝 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90707960)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 癌関連繊維芽細胞 / 子宮体がん / 肥満 / 腫瘍随伴マクロファージ / 脂肪細胞 / FABP4 / がん関連繊維芽細胞 / がん / アディポカイン / がん微小環境 |
研究成果の概要 |
子宮体癌において脂肪細胞やマクロファージから分泌される脂肪酸結合タンパク4(FABP4)がアディポカインとしてのがん微小環境を調節している可能性があり、そのメカニズムを解明することを目的とした。 子宮体がん細胞株を用い、FABP4が外因性に子宮体がん細胞内へ移行することを確認し、さらに子宮体癌症例196例を検討したところ、肥満が脈管侵襲及びリンパ節転移の有無との関連を認めた。また内臓脂肪/皮下脂肪比が高いとG3・類内膜癌以外の組織型を多く認めた。本研究によって子宮体がんの微小環境制御に内臓脂肪細胞や皮下脂肪が関連していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタボリック症候群における子宮体がん発症のメカニズムは未知な部分が多い。そこで我々はメタボリック症候群の発症に関連している新規アディポカインであるFABP4に着目し、FABP4が子宮体がん細胞内に存在し、FABP4が高い内臓脂肪が多い患者ではより悪性度の高いがん組織型であることがわかった。また内臓脂肪だけでなく皮下脂肪にもがん発症に関連することが示唆された。今後さらにこのメカニズムを解明することにより、メタボリック症候群による子宮体がん発症予防につながることが期待される。
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