研究課題/領域番号 |
17K11328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
松尾 聡 鳥取大学, 医学部, 教授 (40219390)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 前庭 / リハビリテーション / 下半身陽圧負荷 / 歩行運動 / 感覚統合 / 前庭リハビリテーション / 下半身陽圧 / 歩行 / 前庭障害 |
研究成果の概要 |
下半身陽圧(LBPP)歩行装置を用いた歩行運動を健康成人(健常群)と前庭障害患者(VD群)に行い、LBPP歩行装置が前庭リハビリテーションに使用できるか検討した。健常群とVD群で副作用はなく、心血管系の負荷が少ない歩行運動ができることが分かり、安全にリハビリテーションができると考えられた。歩行運動中のLBPP負荷の外乱で,視覚、前庭、深部覚入力に対する重みづけが変化する可能性が示唆され、新規の前庭リハビリテーション法となる可能性が示唆された。問題点として、平衡機能に及ぼす個人差が大きく、今後は,歩行速度等の詳細な検討を行い,有効なプロトコールの確立をめざし研究をすすめたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歩行中の深部感覚の外乱として下半身陽圧負荷を用い免荷し、免荷が歩行運動に及ぼす影響を調べた。下半身陽圧負荷で深部感覚に外乱をあたえ信頼性を低下させると、その感覚の重要性は低下し、感覚入力の信頼性に応じて感覚が再統合されることが示唆された。これを慢性化した前庭代償不全の患者に用い、感覚を再統合させることができれば、本法は新規の前庭リハビリテーション法になる可能性が示された。
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