研究課題
基盤研究(C)
新しい疾患概念である好酸球性副鼻腔炎や好酸球性中耳炎などの好酸球性炎症は、難治性で重症気管支喘息の合併や聾などの高度難聴の原因となり耳鼻咽喉科臨床上大きな問題である。炎症の遷延化の機序としてアポトーシスと異なる新しいプログラム細胞死であるEosinophilic Extracellular DNA trap cell death(EEtosis) が炎症の重症化と遷延化に関与しておりバイオマーカーの可能性があることを見出した。
分子標的薬は高額で適応には慎重であるべきでいつまで治療を継続するのか等、多くの実地臨床上の問題も抱えている。この臨床上の問題点を解決するためには、適応や治療効果の評価のマーカーが必須である。このマーカーとしてEEtosisが活用できる可能性がある点でも興味深い。さらにEEtosisによるDNAの細胞外の放出が本疾患の病態に関与している可能性があり、DNA分解酵素の有効性を検討することで新たな切り口で治療方法の新展開を図り、気管支喘息などの治療への波及効果も期待される点でも極めて独創的である。
すべて 2020 2019 2018 2017
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 1件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 2件、 招待講演 12件)
Allergology International
巻: 69 号: 1 ページ: 144-145
10.1016/j.alit.2019.08.004
130007788692
巻: 69 号: 1 ページ: 104-110
10.1016/j.alit.2019.07.007
130007788693
巻: 68 号: 2 ページ: 285-286
10.1016/j.alit.2018.12.006
130007633600
Otorhinolaryngol Head Neck Surg
巻: 4 号: 4 ページ: 1-4
10.15761/ohns.1000212
Otolaryngol Pol.
巻: 73(2) 号: 5 ページ: 18-22
10.5604/01.3001.0012.6143
巻: 67 号: 3 ページ: 414-416
10.1016/j.alit.2017.11.007
130007420530
Int Arch Allergy Immunol.
巻: 177(1) 号: 1 ページ: 1-15
10.1159/000488289
Aerobiologia
巻: 34 ページ: 105-110
Curr Allergy Asthma Rep
巻: 17 号: 5 ページ: 33-37
10.1007/s11882-017-0702-5