研究課題/領域番号 |
17K11476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
鴨居 功樹 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (40451942)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ぶどう膜炎 / HTLV-1 / ATL / 眼浸潤 / 血液眼関門 / HTLV-1ぶどう膜炎 / 成人T細胞白血病 / 眼科学 / 眼微生物学・感染症学 / レトロウイルス |
研究成果の概要 |
本研究によって、HTLV-1感染が関与する眼疾患であるHTLV-1ぶどう膜炎、ATL眼浸潤における血液眼関門の破綻に関与するケモカイン・サイトカインを同定することができ、HTLV-1関連眼疾患の発症メカニズムの一旦を明らかにした。 HTLV-1ぶどう膜炎の眼合併症として緑内障の頻度が高いが、血液眼関門の破綻で眼内にHTLV-1感染細胞が浸潤することによって眼圧が上昇するメカニズムを明らかにした。 HTLV-1関連眼疾患の分子標的薬の候補と考えられる薬剤(抗CCR4抗体)の効果について検討を行い、HTLV-1関連眼疾患治療に有効な可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HTLV-1は今なお日本における重要な感染症で、現在世界的に注目されているレトロウイルスである。HTLV-1感染によって生じる眼疾患は視力障害をきたし、感染者の生活の質に多大な影響を与える。 本研究によって、HTLV-1関連眼疾患とそれに続発する眼疾患の発症メカニズムを明らかにし、また治療候補薬の有効性をを明らかにしたことで、HTLV-1感染症における眼科的アプローチの進歩につながる成果を得られたと考える。
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