研究課題/領域番号 |
17K11508
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
小池 勇樹 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (10555551)
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研究分担者 |
内田 恵一 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (30293781)
井上 幹大 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (30422835)
大竹 耕平 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (40378344)
松下 航平 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (70750777)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 壊死性腸炎 / 腸管微小循環 / 多光子レーザー顕微鏡 / 生体内観察 / 小腸壁内微小循環 / 二光子レーザー顕微鏡 / RIC / 新生児 / 壊死性腸炎モデルマウス / 腸管壁内微小循環 / 腸管 / 微小循環不全 / 生体観察 / 小児外科 |
研究成果の概要 |
Remote ischemic conditioning(RIC)の手技を行った壊死性腸炎マウスでは、二光子レーザー顕微鏡による生体内観察において、その小腸壁内における循環不全に改善がみられた。さらにRIC手技を追加した壊死性腸炎モデルは、コントロールモデルと比べて、H&E染色による病理組織学的評価において、小腸粘膜の傷害程度に改善が有意にみられていた。そのRICの壊死性腸炎に対する予防的・治療的効果のメカニズムとして、蛍光免疫染色法により、H2Sを産生する酵素の発現が、RIC付加の壊死性腸炎モデルにおいて、コントロール群と比べ有意差をもって上昇がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、Remote ischemic conditioning(RIC)という心臓血管外科領域では臨床研究がなされ、その有効性が報告されている手法は、壊死性腸炎モデルにおいても、腸管の微小循環を改善し、予防的・治療的効果がみられることが、実証された。 この実験結果は、病態モデルマウスの生体内観察において確認されているため、実臨床へのトランスレーショナル・リサーチとしても、有益性の高いものであり、またRIC自体は患者への侵襲はほとんどないため、臨床応用が十分期待できる研究結果となった。
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