研究課題/領域番号 |
17K11534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
松田 健 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50423166)
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研究分担者 |
若槻 華子 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (20749642)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 顔面神経麻痺 / 病的共同運動 / 神経再建 / 神経移行 / 神経移植 / ラットモデル / ラット顔面神経 |
研究成果の概要 |
顔面神経麻痺の回復後に生じる病的共同運動に対するよりよい治療法の開発を行うため、病的共同運動を伴う顔面神経麻痺のラットモデルを作製し、移植神経や移行筋肉を介した効率良くかつ持続的な眼瞼と口・頬部の表情筋支配分離を可能とする新たな外科的治療法の可能性の検証を行い、ラット顔面表情筋の解剖ならびに個々の表情筋に関する一定のノウハウを得た。臨床においては研究期間を通して病的共同運動に対する外科的治療を積極的に行い、顔面神経麻痺後遺症としての病的共同運動に対する包括的な治療戦略を策定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顔面神経麻痺後遺症である病的共同運動は難治性でありながらもその症状の認知度の低さ、確実な効果の得られる標準的治療が定まっておらず、ボツリヌス毒素とリハビリテーション等を組み合わせた非手術的治療、外科的治療の術式や適応についても不明な点が多い。本研究により病的共同運動を伴う顔面神経麻痺のラットモデル作製に関する知見が得られ、今後の同領域の新たな外科的治療法の検証や基礎研究に役立てることが可能と考えられた。また、臨床においても病的共同運動に対する外科的治療を積極的に行い、顔面神経麻痺後遺症としての病的共同運動に対する包括的な治療戦略を示した。
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