研究課題/領域番号 |
17K11614
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小川 郁子 広島大学, 病院(歯), 講師 (70136092)
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研究分担者 |
北川 雅恵 広島大学, 病院(歯), 助教 (10403627)
安藤 俊範 広島大学, 医系科学研究科(歯), 特任助教 (40754552)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 病理診断 / 唾液腺腫瘍 / 歯原性腫瘍 / 形態学的診断 / 分子生物学的診断 / タンパク発現 / 診断 / 分子病理学 / 免疫組織化学 |
研究成果の概要 |
多彩な細胞・組織像を呈し、診断確定が困難な症例がまれではない唾液腺腫瘍、歯原性腫瘍を対象として、実際の病理診断で用いることのできる診断基準を策定するために形態学的、分子生物学的検討を加え、①特定の腫瘍に特異的な融合遺伝子の代替マーカータンパク(粘表皮癌:amphiregulin、分泌癌:pSTAT5, pan-TRK)の有用性の確認、②新しい遺伝子変化(乳頭状唾液腺腫:BRAFV600Eなど)の同定、③腫瘍型の独立性の確認(硬化性歯原性癌、原始性歯原性腫瘍など)、④腫瘍診断への応用を行った。また、遺伝子変化は腫瘍細胞に及ぼす影響のin vitroでの検討のためにエナメル上皮腫細胞株を樹立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病変、特に腫瘍に対する治療の選択には確定診断である病理診断が大きな影響を与えるが、その精度は病理医の経験に依るところが未だに大きい。医療レベルの均質化と質の保証を図るには、客観性のある病理診断基準の確立とその普及が不可欠である。そこで、本研究では、病理診断の困難な例がまれではないとされている唾液腺腫瘍、歯原性腫瘍を対象として、近年、診断確定への適用が報告されている遺伝子異常を実際の診断の場でより簡便に調べるための代替マーカーの有用性の確認、腫瘍型に特異的な新しい遺伝子変化の同定などを行った。また、実際の症例診断にも応用し、病理診断の精度の向上に寄与する結果を得た。
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