研究課題/領域番号 |
17K11718
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
林 誠 日本大学, 歯学部, 准教授 (00301557)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 歯内療法用セメント / リン酸カルシウム / 二相性 / 歯内治療用セメント / リン酸カルシウムセメント / 歯学 / 歯内療法 |
研究成果の概要 |
Mineral trioxide aggregate(MTA)は代表的な歯内療法セメントであるが,操作性の改善の必要性なども指摘されている。近年,粉の粒子中にtricalcium phosphateとtetracalcium phosphateが均一に分散して均一二相性の特徴を持ち,液は酸性リン酸カルシウム溶液から構成される,新規calcium phosphate cement(CPC)が開発された。本研究において,本材の歯内療法への有用性を解析した。 本材の効果時間は約7分とMTAより短く,辺縁封鎖性,生体親和性,歯髄組織内の反応はMTAと近似しており,その有用性が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯内療法に使用するセメントとして,Mineral trioxide aggregate(MTA)は高い生体親和性や封鎖性,硬組織形成促進作用など多くの特徴があり,代表的な材料である。しかしながら硬化時間が長く操作性の改善なども指摘されており,価格自体も他のセメントと比較して高価な材料である。本研究で使用した新規CPCはMTAの問題点を解決し,新しい歯内療法セメントとして臨床応用できる可能性がある。さらに,セメントの粉も均一であり,価格自体も安価で製作できるため,多くの利点を有している。
|