研究課題/領域番号 |
17K11734
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 彩 東北大学, 大学病院, 特任助手 (90778771)
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研究分担者 |
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
小川 徹 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (50372321)
佐藤 奈央子 東北大学, 大学病院, 助教 (80510015)
滝沢 博胤 東北大学, 工学研究科, 教授 (90226960)
福島 潤 東北大学, 工学研究科, 助教 (80634063)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 歯学 / インプラント / アバットメント / 表面改質 / 窒化チタン / マイクロ波 / ドライプロセス |
研究成果の概要 |
マイクロ波ドライプロセスによる新規のTiNコーティング法の歯科インプラントアバットメントの表面改質への応用を最終目標とし、本研究では、アバットメント用チタン合金における成膜条件の機械的・生物学的な最適化について検討を行った。その結果、特定条件でマイクロ波ドライプロセスTiNコーティングを施した表面では、優れた機械的特性に加え、インプラント周囲軟組織において、歯肉線維芽細胞の初期付着を促進する可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでTiNコーティングは、アバットメントの機能向上に適した特徴を有しているにも関わらず、そのコーティングプロセスには技術面や経済面に多くの課題が残されていたため、安価で安全かつ効率的な方法が望まれる歯科臨床の現場では、広く応用されるに至っていなかった。本研究で用いたマイクロ波ドライプロセスによるTiNコーティング法により、従来のTiNコーティング法の課題を克服し、アバットメントに望まれる優れた機械的・化学的特性を確保するだけでなく、インプラント周囲の軟組織封鎖性を加えた、新規の表面改質法の開発を目指す。臨床応用可能となれば、インプラント生存率、患者QOLの向上に大いに貢献するものと考える。
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