研究課題/領域番号 |
17K11742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
大木 明子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (10345225)
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研究分担者 |
上條 真吾 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40725222)
鈴木 哲也 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60179231)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 歯学 / 補綴・理工系歯学 / 顎顔面補綴学 / 顔面補綴 / エピテーゼ / 三次元光学スキャナー / アディティブマニュファクチャリング |
研究成果の概要 |
ハンディタイプの3次元光学スキャナーを用いて3次元データや模型の精度に与える影響を顔面印象法と比較検討した。顔面部では光学印象と造形モデルの間にほとんど差が認められず、開閉眼データ間、従来法と光学印象との間に差が認められた。光学印象法は顔面印象法よりも顔の変形が小さく、臨床的に有用であることが示された。一方、耳介の深く入り組んだ形態のデータ取得は困難で、耳介の上下端と裏部分のデータの欠落が認められ、3次元プリンターでの造形模型は印象模型よりも小さく造形され、CTやMRIと比較して精度が劣ることが示された。また、外部光源環境の違いにより色情報が変化し、規則的に修正する方法は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3次元スキャナーによる顔面の光学印象は、被ばくという問題がなく表面の3次元形状データを短時間で得ることができ、患者の負担が大きい顔面印象を行わずにエピテーゼを製作でき、データを保存、蓄積することで、再製作や複製を簡単に行うことが可能になる。ハンディタイプのスキャナーは、持ち運びが容易であるためチェアサイドで光学印象採得を行うことが可能である。ハンディタイプのスキャナーの精度について検討した結果、従来法の顔面印象法と比較して顔面部で精度が高く、臨床的に顔面欠損患者のエピテーゼ製作において、三次元的な形態の再現、パターンの製作にCAD/CAM技術が有用であることが示された。
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