研究課題/領域番号 |
17K11761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
清水 博史 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80162709)
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研究分担者 |
永松 有紀 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (40220579)
池田 弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (80621599)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 人工エナメル質 / 人工象牙質 / コンポジット / 歯科補綴学一般 |
研究成果の概要 |
エナメル質に近い機械的性質をもつ新規複合材料(人工エナメル質)を開発した。この人工エナメル質の機械的性質は作製条件により制御でき、条件を変えることによって象牙質に近い機械的性質をもつ人工象牙質も作製することができる。人工エナメル質の作製プロセスにシラン処理を導入することによって、曲げ強さを実用レベルまで向上できた。また、人工エナメル質はレジンセメントに対し良好な接着性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ヒトの本来の歯に限りなく近い状況を再現できる世界初の理想的な歯冠修復システムを実現するための人工エナメル質が開発できた。新規人工エナメル質が実用化されれば、現在臨床で問題になっているCAD/CAM冠の脱離や破折が一挙に解決することが期待される。さらに、本研究で開発した人工エナメル質は安価な素材だけで作製できるので、価格の高騰が問題になっている金銀パラジウム合金の代替材料になりうる可能性も十分にもっているものと考えられる。
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