研究課題/領域番号 |
17K11778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐々木 淳一 大阪大学, 歯学研究科, 講師 (50530490)
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研究分担者 |
今里 聡 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (80243244)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯科材料学 / 生体材料学 / 歯周組織再生療法 / 歯科用メンブレン / PLGA |
研究成果の概要 |
本研究では、層構造を有するPLGAメンブレンを試作し、それが安全かつ効率的な組織再生を誘導する生体材料として応用可能であるかを検証することを目的とした。本研究の結果、試作メンブレンは臨床使用に適した機械的性質と優れた辺縁封鎖性を有しており、さらに、組織再生を担う間葉系幹細胞の挙動を制御できることが明らかとなった。また、動物実験の結果から、試作メンブレンは市販のPLGAメンブレンに比べて上皮組織を遮蔽する機能を長期間にわたり発揮することが分かった。以上の結果から、本研究で開発した二層性PLGAメンブレンは歯周組織再生を効率よく誘導する新規のGTR法用材料として有用であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、歯科で使用されている生体吸収性メンブレンには、動物由来材料を用いたものとPLGAを基材としたものがあるが、いずれも細胞の接着や増殖、分化等の挙動を制御する能力は備えていない。一方、本研究で開発に成功した二層性PLGAメンブレンは、組織再生を担う細胞の挙動制御を可能にする新規の生体吸収性材料であり、次世代の歯周組織再生技術の発展に貢献できると考えられるため、大きな社会的意義をもつ。
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