研究課題/領域番号 |
17K11779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
橋本 正則 大阪歯科大学, 医療保健学部, 教授 (00337164)
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研究分担者 |
佐々木 淳一 大阪大学, 歯学研究科, 講師 (50530490)
北川 晴朗 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (50736246)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 金属ナノ粒子 / 酵素 / 生体安全性 / 単分散 / シングルスケール / 抗菌性 / 阻害 / 細菌 / 付着 / バイオフィルム / バクテリア / 生物模倣性 / ナノ材料 / ナノバイオ / 歯学 |
研究成果の概要 |
ナノ粒子の細胞毒性の発現は、コアメタルのイオン化による金属イオンの細胞への影響が主要な要因である。コアメタルをイオン化傾向が低い金属にすることにより細胞毒性を大きく軽減できた。さらに、コアメタルをポリマーで被覆することにより酵素と生物模倣機能が生じる。酵素との結合性を高め、活性の阻害作用を増加させるには、ナノ粒子の粒径を10 nm以下にしたシングル金属ナノ粒子が有効であることが分かった。シングル金属ナノ粒子は分散性が高く、酵素と反応しやすくなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人体に有害な酵素の活性を阻害できるなら新薬への応用の可能性が考えられる。そこで、本研究では、各種酵素活性を阻害する金属ナノ粒子を検索し、同時に抗菌性を有するナノ粒子をデザインする事を目的とする。金属ナノ粒子はコアメタルの周囲にポリマーなどの粒子を被覆する構造を有し、そのため水などには凝集せず分散する性質を有する。基本的には、コアメタルに毒性のないものを使用し、被覆膜に酵素との反応性が高い構造を設計すれば、実験目的が達成されることが示唆された。
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