研究課題/領域番号 |
17K11785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
小見山 道 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (60339223)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 咬合 / 感覚 / 睡眠 / 顎口腔系 / 睡眠制限 / 体性感覚 / 睡眠障害 / 口腔感覚 |
研究成果の概要 |
本研究は、まず低レベルのクレンチング(くいしばり)が単独歯の咬合接触面積に及ぼす影響について検討し、大臼歯で咬合接触面積は大きい傾向を示し、臼歯部ではクレンチング強度の増加により、咬合接触面積も増大する結果を得た。次いで正常被験者に対する断眠実験を進め、睡眠の制限が顎口腔系の体性感覚に及ぼす影響について検討し,手足等の皮膚と比較し,舌の粘膜は睡眠の制限による体性感覚変調の影響を受けやすいことが示唆された.さらに睡眠の障害が咬合感覚に及ぼす影響について検討し、睡眠の制限は口腔領域の体性感覚に影響へ及ぼし,睡眠の制限は咬合違和感閾値を減少させることで、睡眠の顎口腔系における重要性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
補綴歯科診療にあたって、製作物を口腔内に装着する際には、咬合調整による精密な咬合関係の確立が必要である。しかし近年、疼痛を含めた感覚の変調には、心理社会的因子の影響と共に睡眠状態の変化による感覚処理の変調が示唆されている。したがって、本研究は咬合接触を含めた顎口腔系の口腔感覚の変調に対して、睡眠状態が及ぼす影響について検討することを目的として行った。正常被験者に対する断眠実験を行い、睡眠の障害が咬合感覚に及ぼす影響について検討し、睡眠の制限は口腔領域の体性感覚に影響へ及ぼし,睡眠の制限は咬合違和感閾値を減少させ、咬合感覚を変調することが示唆された。
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