研究課題/領域番号 |
17K11797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
黒田 真司 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (50323689)
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研究分担者 |
中田 秀美 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (30451967)
春日井 昇平 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (70161049)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脂肪由来幹細胞 / 骨膜由来幹細胞 / 歯肉由来幹細胞 / 立体培養 / ASCs / 体性幹細胞 / 脂肪組織 / 骨芽細胞 / 軟骨細胞 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
脂肪由来幹細胞は体内のあらゆる種類の脂肪組織に含まれているが、内臓脂肪に比較して、皮下脂肪組織により多くの幹細胞が含まれていることが報告されている。顎・口腔領域では、頬粘膜下の頬脂肪体が容易に採取できるが、脂肪由来幹細胞の骨再生への応用に関しては、まだその方法が確立されていない。脂肪由来幹細胞を立体培養し、三次元的な分化誘導を行うことで、より大きな組織再生が可能になると考えられる。本研究より、脂肪由来幹細胞・骨膜由来細胞の立体培養と三次元的分化誘導が可能であることが示された。また、共培養やLIPUS刺激により、これらの細胞の骨芽細胞分化誘導が促進されることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
皮下脂肪は全身的に浅層に存在し、摘出が容易で低侵襲であること、美容外科などの領域では簡便な方法で大量に吸引し、捨てられる組織でもあることなどから、再生療法への利用が期待されている。脂肪由来幹細胞は多分化能を持ち、様々な細胞への分化誘導が可能であるが、口腔内の抜歯窩再生においては骨膜や歯肉粘膜の再生も必須となる。そこで、本研究では、脂肪由来幹細胞の立体培養・三次元分化誘導とともに、口腔内の各種組織由来の幹細胞の特性とその分化誘導に関しても検討を行った。これらの成果により、自然な抜歯窩の治癒を促進する新しい形の再生療法が可能となると考えられる。
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