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インプラント周囲炎の治療予後に影響を与える組織特異的幹細胞傷害の可能性を探る

研究課題

研究課題/領域番号 17K11799
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 歯科医用工学・再生歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

奥田 一博  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (00169228)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード再生医学 / 歯学 / インプラント周囲炎 / 細胞治療 / 幹細胞
研究成果の概要

インプラント周囲炎の不可逆性を幹細胞に対する傷害と捉えて、細菌由来リポ多糖(LPS)により生成される活性酸素(ROS)による傷害とDNA修復活性に着目して歯肉細胞や歯槽骨骨膜細胞との比較を通して、間葉系幹細胞(MSC)のLPSに対する感受性とその後の細胞応答機序の相違を明らかにすることを目的とした。結果は①LPSによる細胞増殖抑制作用は顕著なもので無く、ROSの関与は明確に出来なかった。②MSCと他の分化細胞のTLR4(Toll-Like Receptor4)の発現では前者が優位では無かった。③インプラント周囲炎はLPSの単独の作用よりは細菌の存在が圧倒的に影響を与えていることが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

インプラント周囲炎の治療に対する細胞治療の可能性を探るべく、3つの知見を得た。1)歯周病原性細菌LPSによる歯周構成細胞に対する増殖抑作用は見られなかったのでROSの関与の検証に至らなかった。2)MSCと他の分化細胞のTLR4発現の比較においてMSCの発現が有意に高い(あるいは低い)ということは確認できなかった。3)インプラント表面の感染が引き起こすインプラント周囲炎はLPSが単独で及ぼす効果というよりは、やはり細菌が存在することによる効果と考えるべきであり、あらためて抗菌剤等を併用した外科的感染組織の徹底的な除去を柱とした治療法を徹底するべきであることが確認された。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Platelet adhesion on commercially pure titanium plates in vitro II. Immunofluorescence visualization of PDGF-B, TGFβ1, and PPARγ released from activated, adherent platelets.2019

    • 著者名/発表者名
      Tsujino T, Takahashi A, Isobe, K, Kitamura Y, Okuda K, Nakata K, Kawase T.
    • 雑誌名

      Dentistry Journal

      巻: 7 号: 4 ページ: 109-109

    • DOI

      10.3390/dj7040109

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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