研究課題/領域番号 |
17K11807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
會田 英紀 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (10301011)
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研究分担者 |
河野 舞 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (90586926)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 歯学 / 生体材料 / インプラント / 顎顔面補綴装置 / 光機能化 / 顎顔面補綴 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、埋入前のチタンインプラントに対する紫外線照射(光機能化)により骨との結合能を高めることで、顎顔面領域の腫瘍等によって生じた顎欠損部に埋入したインプラントの長期的な安定を目指すことである。実験的骨粗鬆症ラットモデルにおける逆トルク試験の結果より、チタンインプラントを光機能化することで骨代謝が低下した状態でも骨とインプラントの結合強度が有意に増大することが確認できた。本研究の成果より、顔面インプラントの治療成績を向上させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎顔面補綴診療ガイドライン2019によると顎欠損患者の形態と機能を回復するための顎顔面補綴治療にインプラントを使用することは補綴装置の維持・安定ならびにQOLの向上の面からも望ましいとされているが、デンタルインプラントに比べて生存率が低いとの報告が多い。本研究の遂行により、インプラントの長期的な安定が得られにくい部位における光機能化処理の有効性が示されることから、2012年4月に保険収載されたインプラント支持「広範囲顎骨支持型装置」の治療成績を向上させる可能性がある。
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