研究課題/領域番号 |
17K11821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鄭 漢忠 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (80180066)
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研究分担者 |
吉村 善隆 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (30230816)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歯学 / 薬剤関連顎骨壊死 / 休薬 / 顎骨壊死 |
研究成果の概要 |
骨吸収抑制剤であるビスフォスフォネート製剤やヒト型抗RANKLモノクローナル中和抗体製剤は、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症、骨転移あるいは骨粗鬆症の治療薬として多くの患者に用いられ、臨床的に有効性の高い薬剤であることは広く知られている。しかし、その副作用として顎骨壊死を発症することが知られている。顎骨壊死は難治性の高い疾患であるため、未然に発症リスクを避けることが重要である。しかし、休薬の有効性については様々な議論が存在している。そこで、骨吸収抑制剤の休薬が顎骨壊死の発症リスクを低減するか、マウスによる動物実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨吸収抑制薬の休薬の是非を明らかにすることは歯科臨床において重要な懸案であることから、本研究では休薬の是非について動物実験によって検討を行った。 実験の結果は休薬の有効性を示すものであり、休薬は発症する顎骨壊死症状を軽減する可能性が高いが、顎骨壊死の発症を抑制するものではなかった。そのため、一般臨床において骨吸収抑制剤を服用している全ての患者に対して休薬が適切な対応法とは言えないが、休薬を検討する価値は十分あることが示唆された。
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