研究課題/領域番号 |
17K11824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
久保田 耕世 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (10529689)
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研究分担者 |
松宮 朋穂 弘前大学, 医学研究科, 助教 (30344592)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 口腔粘膜炎 / 遺伝子 / 免疫学 / がん関連線維芽細胞 / 歯学 |
研究成果の概要 |
口腔粘膜炎におけるがん関連線維芽細胞の役割を解明にするため初期免疫応答能、サイトカイン産生能の観点から解析したところ、通常の歯肉線維芽細胞とは異なりがん関連線維芽細胞ではTLR-3mRNAの発現が低下しているにも関わらず、COX-2mRNA, VEGF mRNA,IL-6 mRNA, IL-1beta mRNA, IL-8 mRNAの発現が上昇していた。これらのサイトカイン産生はp38MAPKが関与していた。免疫チェックポイントに関与するPD-L1mRNAや腫瘍免疫でNK細胞に関与するMICA mRNAも発現しており、腫瘍免疫学的にも重要な役割を担っていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん関連線維芽細胞は通常の歯肉線維芽細胞と異なる初期免疫応答能を有し、サイトカイン発現をしていることが分かった。また、腫瘍免疫学的にも重要な役割を担っていることが示唆された。今後がん関連線維芽細胞の役割を免疫学的に解明し、重篤な口腔粘膜炎の制御に向けたがん支持療法の基礎的研究を行いたいと考えている。
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