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顎骨骨髄炎細菌叢の保有する病原因子の解明と新規治療戦略の提案

研究課題

研究課題/領域番号 17K11827
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

道 泰之  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (70376755)

研究分担者 中川 一路  京都大学, 医学研究科, 教授 (70294113)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード顎骨骨髄炎 / 複合感染症 / 細菌叢解析 / メタ16S解析 / 機能遺伝子予測 / 細菌叢 / メタゲノム / メタトランスクリプトーム / メタゲノム解析 / 細菌性ネットワーク
研究成果の概要

顎骨骨髄炎の病変において高い活動性を保有する細菌を特定するため、細菌のRNA:DNA比を解析した。骨試料からDNAとRNAを抽出し,16S rRNA遺伝子に基づく細菌組成を求めた。8つの門が優勢であったが、その構成は試料によって多様であった。また、属レベルでも多様な組成が観察された。ActinomycesとFusobacteriumのRNA:DNA比は、腐骨形成は認めないものの口腔内には露出していない病気において極めて高いことがわかった。これらの属はこれまで顎骨骨髄炎の主要な病原体として考えられてこなかったが、今回の結果は顎骨骨髄炎の病因にこれらの属が関与している可能性を示唆するものである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、複合感染症の一つである顎骨骨髄炎の病変に存在する細菌種を同定し、さらに病変で高い活動性を保有すると考えられる細菌種を絞り込むことで、骨髄炎の病態を悪化させる原因となり得る細菌種のリストを作成することができた。本解析手法では、難培養性細菌を含めた細菌の解析が可能となっている。細菌群が保有する機能遺伝子に関しては依然として予測までしかできないが、メタゲノム解析・メタトランスクリプトーム解析と比較して作業が簡便な点もあり、他の複合感染症の解析にも応用可能と考える。

報告書

(6件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2023-03-23  

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