研究課題/領域番号 |
17K11929
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐々木 紀代 東北大学, 大学病院, 助教 (70746958)
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研究分担者 |
福永 智広 東北大学, 大学病院, 講師 (70362994)
清流 正弘 東北大学, 歯学研究科, 助教 (80510023)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 歯の移動 / 振動刺激 / TGF-β1 / TGFβ / 歯学 / メカニカルストレス |
研究成果の概要 |
本研究では、骨リモデリングを制御する分子の一つとして知られているtransforming growth factor-β1:TGFβ1に着目して、振動刺激が歯の移動に伴う骨リモデリングに及ぼす影響を分子レベルで解明することを目的とした。ラットを用いた歯の移動実験では、圧迫側骨細胞でTGFβ1も発現が増加した。TGFβ1阻害剤の投与により歯の移動量が減少し、破骨細胞数も減少した。MLO-Y4細胞に振動刺激を負荷する実験では、振動刺激後TGFβ1タンパク質の発現が上昇した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、振動刺激に応答した骨細胞がTGF-β1を介して破骨細胞分化を促し、骨吸収を促進し、歯の移動が亢進する分子メカニズムが明らかになった。これらの成果は、新たな矯正的歯の移動促進法開発へとつながる基盤的知見となりうる。
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