研究課題/領域番号 |
17K11941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
星 健治 九州大学, 大学病院, 助教 (90569964)
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研究分担者 |
高橋 一郎 九州大学, 歯学研究院, 教授 (70241643)
野村 俊介 九州大学, 歯学研究院, 助教 (60710994)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 下顎頭軟骨 / メカニカルストレス / microRNA / 間葉系細胞 / 間葉系幹細胞 / mechanical stress |
研究成果の概要 |
先行研究におけるマイクロアレイ法による検討から得られた下顎頭軟骨のmechanosensitive miRNAsの候補である5つのmiRNAsを、マウス下顎頭軟骨原基の間葉系細胞に遺伝子導入した。導入による増殖の変化を検討したところ、1つのmiRNAが、増殖を有意に抑制した。さらに、胎生期から出生後の成長期に至る5つのmiRNAsの発現の経時的変化を検討したところ、胎生期に発現が上昇し出生後に減少するもの、出生後、成長期から成長期以降に発現が上昇するもの、成長期以降に発現が上昇するもの、の3つに分類できた。5つのmiRNAsが、下顎頭軟骨の発育を時期特異的に制御している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下顎頭軟骨は、下顎骨の成長を制御する重要な解剖学的構造の一つである。これの成長の制御が幼少期の矯正歯科治療において試みられているが、効果のばらつきは依然大きく、人為的な制御と呼べる段階ではない。これは、下顎頭軟骨の矯正力(メカニカルストレス)に対する応答の詳細が解明できていないことも大きな原因の一つである。本研究より、マウス下顎頭軟骨のメカニカルストレス応答に関する重要な知見が得られた。本研究より得られた結果は、矯正力による下顎頭軟骨の成長発育の人為的制御に繋がり得る成果の一つであるといえる。
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