研究課題/領域番号 |
17K11946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大賀 泰彦 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (40780002)
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研究分担者 |
八木 孝和 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 講師 (10346166)
永山 邦宏 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60583458)
宮脇 正一 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (80295807)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ブラキシズム / 胃食道逆流 / 睡眠時ブラキシズム / 胃食道逆流症 / 咀嚼筋障害 / 咬筋筋活動 / 顎関節症 / 上部消化管疾患 / 消化管運動促進薬 / 胃酸分泌抑制剤 |
研究成果の概要 |
本研究では咀嚼筋障害のリスクファクターであるブラキシズムの発生機序の一端を明らかにした。食道内酸刺激や精神的ストレス等酸刺激によって副交感神経活動が有意に低下し、咬筋活動が有意に上昇するが、一方で精神的ストレスによって、副交感神経活動は有意に低下したが、咬筋活動と交感神経活動の上昇はわずかであり、日中の咬筋活動の上昇には、精神的ストレスよりも酸刺激の方が重要な因子である可能性が示唆された。咬筋活動の上昇と副交感神経活動の低下のタイミングは酸刺激と精神的ストレスで異なるため、咬筋活動が上昇するメカニズムは両者で異なることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、咬筋活動に対する食道内酸刺激と精神的ストレスの影響の大きさとそれらの介入下における咬筋活動や自律神経の経時的変化を比較解析し、覚醒時ブラキシズムの発生機序の解明において重要な成果をもたらした点で非常に意義深い。本研究では健常者を対象としたが、今後は胃食道逆流症患者の日中の咬筋活動や食道の知覚異常と咬筋活動の関連等を調査することで、さらなる研究の進展が期待される。
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