研究課題/領域番号 |
17K11957
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
齊藤 陽子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (30404487)
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研究分担者 |
齊藤 一誠 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90404540)
大峡 淳 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40266169)
佐藤 正宏 鹿児島大学, 総合科学域総合研究学系, 教授 (30287099)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 過剰歯 / 歯学 / 分子生物学 |
研究成果の概要 |
本研究はヒトにおける過剰歯を分子生物学的手法と形態学的手法を用いて解析することが特徴である。形態学的アプローチとしてマイクロCTによる解析を行い、過剰歯の内部構造を主体に解析するために歯髄腔のみを硬組織構造より分離、抽出して解析することに成功した。 一方、分子生物学的手法による解析結果では、ヒト過剰歯の咬頭数はマウスの場合とは異なる遺伝子による制御の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯種決定にまつわる遺伝子の検索はマウスで数多く報告されているが、ヒトではほんの数例であり、また、マウスで起こる事象がヒトに当てはまるかが不明であった。本研究では小児歯科臨床において遭遇する機会が多く、しかも治療方針として抜歯を選択する場合が多い「ヒトの過剰歯」を実験材料に用いる点が特色であり、新たな侵襲を必要とすることなく、歯胚の解析を行うことができた。今回、ヒトにおいてはマウスの場合とは異なる遺伝子による制御の可能性が示唆され、歯種決定のメカニズムを解明するためには、ヒトの歯を用いて更に詳細な解析が必要であることが判明した。
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