研究課題/領域番号 |
17K11971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
高橋 摩理 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (20445597)
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研究分担者 |
弘中 祥司 昭和大学, 歯学部, 教授 (20333619)
内海 明美 昭和大学, 歯学部, 講師 (40365713)
冨田 かをり 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (80338532)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 発達障害 / 摂食嚥下機能障害 / 発達障害児 / 摂食機能障害 / アンケート / 摂食嚥下機能 / 摂食嚥下障害 |
研究成果の概要 |
発達障害児と定型発達している小児を対象に以下の研究を行った。保護者に対する食事に関するアンケートから、発達障害児は不安に感じる項目が定型発達している小児より有意に多く、年齢が上がっても解決しない傾向がうかがわれた。摂食嚥下機能では、口唇を使う、前歯を使うことが困難であり、食具操作の未熟も認められた。アンケート項目と摂食嚥下機能との間に有意な相関がみられた。握力測定結果と摂食嚥下機能の関連では、握力の弱い小児は押しつぶしが有意に弱かった。 これらのことから、アンケートや握力測定が食に問題のある発達障害児をスクリーニングすることに利用できる可能性が示唆され、早期からの介入に役立つと思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害児の食の問題が明らかになってきているが、摂食外来など専門職の指導を受ける小児は多くない。これは発達障害児では普通食を自分で食べている場合が多く、保護者や療育現場で問題が顕在化しないことに起因していると考えられる。そこで、食べることに問題があり支援の必要な発達障害児を早期に発見し支援を行うことは社会的に意義のあることである。 定型発達している小児と発達障害児を対象に、保護者の口腔機能に関するアンケート、摂食嚥下機能評価、口唇圧、舌圧、握力測定を行った結果、発達障害児の摂食機能の特徴を明確にできた。また、アンケートや握力測定がスクリーニングとして使用できる可能性を示唆できた。
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