研究課題/領域番号 |
17K11985
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
柳田 学 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (80379081)
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研究分担者 |
竹立 匡秀 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (60452447)
北垣 次郎太 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (90570292)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | FGF-2 / マクロファージ / 塩基性線維芽細胞増殖因子 |
研究成果の概要 |
塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)の局所投与が有意な歯周組織再生を誘導することが知られています。しかしながら、創傷部に遊出する血球系細胞に対するFGF-2の作用は十分に検討されていません。本研究では、単球系細胞からM1/M2マクロファージに分化する過程でFGF-2が及ぼす影響を検討しました。その結果、FGF-2存在下でM1マクロファージはその炎症性の形質を、M2マクロファージ様の抗炎症性へと分極させました。FGF-2は創傷により損傷した歯周組織の炎症反応を速やかに収束させることにより歯周組織再生へ向けて微小環境を整えている可能性が示唆されました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により塩基性線維芽細胞増殖因子の局所投与が、歯周組織再生の場において歯根膜細胞をはじめとした歯周組織構成細胞だけでなく、免疫担当細胞にも作用して創傷治癒・組織再生に関与することが示唆されました。これらの知見は、サイトカイン治療によって誘導される組織再生メカニズムの理解を深め、歯周病のみならず様々な疾患に対する新たな治療法の開発に繋がることが期待されます。
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