研究課題/領域番号 |
17K12005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
横山 三紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (70191533)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | LAMP-2 / LAMP-1 / リソソーム / 膜タンパク質アセンブリ / 拡張遺伝暗号 / 光架橋 / 非天然アミノ酸 / シャペロン依存性オートファジー / LAMP2 / オートファジー / クロスリンク / アセンブリ / lysosome / 複合体形成 / オートファゴソーム / 部位特異的光架橋反応 / 生体防御 / 膜融合 |
研究成果の概要 |
リソソームは加水分解酵素を含み、細胞内での分解反応を担当する細胞内小器官であり栄養摂取、不要物の消去、生体防御に必須であり、また神経変性疾患・がんを含む多くの疾患や老化と密接に関連する。Lysosomal-associated membrane protein 2 (LAMP2)はリソソーム膜に豊富に存在し、リソソームの機能に重要なタンパク質である。本研究では部位特異的な光架橋および立体障害の導入技術を用いてLAMP2の複合体の形成様式を明らかにした。またその複合体形成がおこなわれない場合には、LAMP2によるシャペロン依存性オートファジーの効率が低下することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果はLAMP2の複合体の形成様式に着目することによるリソソームの機能亢進または機能低下の抑制の可能性を示す。LAMP-2はリソソームの食作用に重要な因子であり、本研究の知見は口腔内における細菌排除の効率を高める新たな予防的医療法の開発に役立つことが期待される。またLAMP2はヒトのダノン病 (心筋症、ミオパチー、精神遅延を特徴とするX連鎖性遺伝疾患)の責任遺伝子であり、近年ではダノン病に伴う進行性網膜変性やLAMP-2と加齢黄斑変性との関係も報告されている。これらの希少疾患や老化に伴う機能低下への対応においても新たな展開になりうる。
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