研究課題/領域番号 |
17K12026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
島津 貴咲 日本歯科大学, 生命歯学部, 非常勤講師 (80582254)
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研究分担者 |
高橋 幸裕 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (00281436)
島津 徳人 麻布大学, 生命・環境科学部, 准教授 (10297947)
苅部 洋行 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50234000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 免疫抑制剤 / 薬物性歯肉増殖症 / 口腔内細菌 / PCR / シクロスポリン / 歯肉増殖症 |
研究成果の概要 |
免疫抑制剤であるシクロスポリンは、臓器移植における拒絶反応の抑制やネフローゼ症候群の治療で投与され、治療効果が高い反面、その副作用に悩まされるケースが多い。本研究では、シクロスポリンを服用する小児において、その副作用である薬物性歯肉増殖症の発症メカニズムを解明するため、対象となる小児被験者のプラーク細菌を微生物学的に解析することとした。その結果、小児被験者から採取したプラーク細菌をPCR により同定する方法を確立でき、シクロスポリン服用の有無で口腔細菌の違いが認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫抑制剤シクロスポリンの服用が起因となる歯肉増殖症の発症メカニズムについては、これまでに多くの研究者によって検討されているが、口腔内細菌と薬物性歯肉増殖との関連はいまだ明らかとなっておらず、シクロスポリン服用小児における報告は皆無である。本研究では、薬物性歯肉増殖症の発症率が成人の約3倍である小児に焦点をあて、小児被験者から採取したプラーク細菌をPCR により同定する方法を確立でき、シクロスポリン服用の有無で口腔細菌の違いが認められたことは有意義である。
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