研究課題/領域番号 |
17K12073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
工藤 由紀子 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (20323157)
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研究分担者 |
佐々木 真紀子 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (40289765)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | ハンドマッサージ / 手浴 / 自律神経活動 / 睡眠 / リラクセーション / ハンドマッサージ浴 / 主観 |
研究成果の概要 |
睡眠に変調をきたした高齢女性の睡眠およびリラクセーションにハンドマッサージ浴が及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。睡眠の査定にはアクチグラフ、自律神経活動はパルスアナライザーを用い、主観的な睡眠の質とリラクセーションも記録した。平均年齢は77.8±6.8 歳 (n = 28)であった。睡眠効率と睡眠潜時において介入日の方が有意に改善した。自律神経活動では心拍数が介入後に有意に低下したが、他の指標では有意差はなかった。主観的な睡眠はOSA-MAを用い、5項目中4項目で介入後に有意に高くなった。主観的快適感とリラクセーションではすべての項目で介入後に有意に高くなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はハンドマッサージ浴が睡眠、自律神経活動、主観的なリラクセーションに及ぼす影響を包括的に明らかにした初めての研究である。ハンドマッサージ浴は、睡眠に変調を来たした高齢女性の睡眠の効率を良くしたり、寝つきを良くし、主観的睡眠感も向上させる可能性があること、また施設等においてはスタッフの少ない就寝前ではなく、人手の多い夕方の介入であっても睡眠への効果が期待できる技術であることを提言したい。
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