研究課題/領域番号 |
17K12074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
松田 友美 山形大学, 医学部, 教授 (90444926)
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研究分担者 |
石田 陽子 山形大学, 医学部, 准教授 (60322335)
菅野 恵美 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (10431595)
櫻田 香 山形大学, 医学部, 教授 (60312732)
片岡 ひとみ 山形大学, 医学部, 教授 (70711232)
片岡 ひとみ 山形大学, 医学部, 教授 (40404933)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 深部損傷褥瘡 / DTI / 冷罨法 / 温罨法 / 瘢痕治癒 / 好中球 / サイトカイン / 炎症 / マクロファージ / DTPI / 好中球枯渇 / KC / 炎症性サイトカイン / 創傷治癒遅延 / 創傷治癒 / 治癒促進 / 看護ケア |
研究成果の概要 |
DTIは外表所見より深層の損傷が強く重症化する。発生機序は不明で治療やケアが確立していない。研究の目的はDTIの炎症を制御する初期対応の看護ケアを確立することである。 炎症機序解明の実験結果:炎症初期に好中球枯渇群は炎症性サイトカインの産生が好中球以外のマクロファージなどの炎症性細胞を介すると考えられ、対照群より炎症の発生が遷延することが明らかとなった。 炎症初期の看護ケア開発: 圧迫創モデルマウスに冷/温湿布を貼付し、経過を観察した。予備実験の結果から、冷/温罨法の併用により、潰瘍形成の発生頻度と発現率が小さいことを見出した。炎症初期の冷/温罨法が創傷の転帰に影響することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
深部損傷褥瘡DTIは重症化から敗血症など死に至ることもあるため、その創への初期対応による重症化抑制は有用なケアとなる。特に褥瘡は看護・介護職が第一発見者となることが多い。そのため、褥瘡の重症化を抑えることができる初期対応のケアが確立すれば、そのケアの意義と波及効果は非常に大きいと考えられる。本研究成果の初期対応のケアは薬剤等の特別なものではなく、簡便で一般的にも広く実施可能な温罨法や冷罨法であるため、今回の研究で有用と考えられた方法は今後の研究で臨床に応用しやすいと言える。ただし、臨床への応用にはまだ至らず、罨法の時間やタイミング等追加で検討が必要である。
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