研究課題/領域番号 |
17K12120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
坂 美奈子 佐賀大学, 医学部, 助教 (30768594)
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研究分担者 |
道面 千恵子 九州大学, 医学研究院, 助教 (80363357)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 看護教員 / 授業改善 / プログラム開発 / 学生に対する視点の変化 / 新たな教授方略の生成 / 授業省察の促進 / 自己効力感の向上 / 授業改善プログラム / 看護学教育 |
研究成果の概要 |
プログラムは,230名の看護教員の授業設計における思考内容調査に基づいて構築した。そして,専門学校3校の看護教員21名を対象にプログラムを実施し,発言内容の質的分析および授業設計思考評価表,一般性自己効力感尺度(GSES)をもとに検証を行った。結果,質的分析では,20のカテゴリーからなる学びが生成された。思考評価表では,2つの項目が実施前に比べ実施中,実施後に上昇した。GSESも実施前に比べ実施後に上昇した。プログラムは,学生に関する見方,考え方を生み出し,新たな教授方略を見出すこと,省察が促進され,自己効力感が向上することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの教育学や看護教育学で行われている授業改善や授業研究などの研修プログラムは,教師,看護教員が単に実践し,その場の意見を学びや成長として明らかにした報告が多かった。しかし,本研究では,熟練教員の授業における思考内容を量的に検証して授業改善のプログラムを構築し,構築されたプログラムの実証研究を行った。プログラムに参加した看護教員の成長を質的・量的に測定することで,授業や学生に関する新たな学びや自己効力の向上を証明できたことは,本研究の独自性かつ新規性であると考えられる。また,研究をベースにプログラムを開発することは,エビデンスレベルの高いプログラムの提供の必要性を証明できたと考える。
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