研究課題/領域番号 |
17K12180
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
成瀬 和子 東京医科大学, 医学部, 教授 (70307122)
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研究分担者 |
石川 陽子 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (40453039)
須藤 恭子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国際医療協力局, 看護師 (80458976)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | nurse migration / 看護師の国際移動 / ASEAN / インドネシア / フィリピン / ベトナム / 看護師の国家間移動 / 看護師の離職 / 東南アジア / 国際看護 / 看護師離職意思 |
研究実績の概要 |
2022年度はベトナムとフィリピンの調査を実施した。ベトナムは研究分担者が12月に研究協力者とともに3つの病院を訪問し、調査依頼をおこないWEB調査を実施した。結果、2つの病院から合計350超の回答が得られたが、残念ながら残りの1病院からは回答は全くなかった。 フィリピンは都市部にある5つの病院に研究倫理審査の申請を行った。しかし、病院ごとに審査システムが異なり、書類提出後の審査に時間がかかった。日本では看護師が持っていないGCPの証明書の提出を求められたり、審査を通っても許可がでても何の連絡もなかったりと、研究実施許可をスムーズに得ることができなかった。結局、看護部からは研究実施について同意を得られたが、病院の研究倫理審査手続きでGCP認証とMOUを求められた病院は倫理審査を取り下げた。 COVID-19感染症対策による出入国の厳格化と航空運賃の高騰などのため、なかなか現地に赴くことができなかったが、メールのやり取りだけでは研究倫理審査手続きが進まないため、2023年3月に現地に赴き書類を提出した病院と直接交渉をおこなった。その結果、首都にある2つの病院から研究許可を得て、3月後半からWEB調査を開始した。 フィリピンのデータ収集が終了すれば、インドネシア、ベトナム、フィリピン3か国のデータが揃う。2023年度前半でデータ収集が終了するため、国別データ、3か国の比較データの分析をおこない、論文化する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19による外出禁止令や病院が患者受け入れで忙しく研究協力を得ることが難しい状態が続いていた。また、研究協力者も大学が閉鎖されリモート授業の準備や、再開後の学生受け入れ準備などで忙しくなり、研究への協力が得られなくなった。その為、データ収集が遅れて開始となった。 フィリピンでは、自力で研究実施可能な病院を探して研究倫理審査の申請をおこなったが、病院により審査方法が異なり、審査が終了しても連絡がない、看護部の審査の後に病院の倫理審査を受ける、看護師でもGCPの証明書が必須、など、研究倫理審査にも非常に時間がかかった。そのため、調査開始が3月末にずれ込んだ。 インドネシア、ベトナムはデータ収集は終了しており、ベトナムは分析を開始している。
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今後の研究の推進方策 |
フィリピンのデータ収集が終われば3か国のデータが揃うため、6月までにフィリピンのデータ収集を終了し、その後7-9月にデータの分析をおこなう。同時にインドネシアのデータ分析もおこない、ベトナムと合わせて統計的に比較検討する。その結果を研究班で検討し、論文化して投稿する。また、国内外の学会で発表をおこなう。
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