研究課題/領域番号 |
17K12185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
中井 寿雄 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (10708986)
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研究分担者 |
塚崎 恵子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20240236)
京田 薫 金沢大学, 保健学系, 准教授 (00639776)
板谷 智也 金沢大学, 保健学系, 助教 (10765192)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 災害 / 情報通信技術 / 発達障がい児 / 災害看護 / 危機管理 / 避難行動要支援者 / GIS / 備え / 発達障害児 |
研究成果の概要 |
通院する発達障がい児を対象に災害に関する調査を実施した。調査結果から、地理情報システムを用いて避難行動シミュレーションを実施した。発達障がい児と養護者が、担当の理学療法士らと一緒に自分の災害への備えを行うためのアプリケーションソフトを開発した。このアプリはかねてから我々が開発しているもので、発達障がいだけでなく、すべての要配慮者が使える仕様とした。その後、このアプリを用いて、2つの自治体(鹿児島県肝付町、石川県内灘町)の協力で実証実験を行った。実証実験ではNTTドコモよりiPadの機器や閉域網によるLTE回線の使用協力を得た。アプリは今後、課題を改修し2020年度末の実用化を目指している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障がい児のみならず、その他の精神障がいなどの、外見では障害がわかりにくい者への災害対策に寄与する。GISを用いたシミュレーションは、居住場所と既存のオープンデータを組み合わせることで、被災想定地域や避難経路の可視化が可能となった。その結果、要支援者があらかじめハザードや経路を詳細に確認しておくことに寄与する。避難訓練や早期の避難に貢献する。 アプリは、2回の実証実験によって、実用化に向けた道筋が見えてきた。当事者と担当の専門職が一緒にデータを入力することで、最新情報に基づいた災害対策や備蓄、避難対策など根拠に基づいた災害対策の実現が期待できる。
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