研究課題/領域番号 |
17K12198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 奈良学園大学 (2019) 畿央大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
堀内 美由紀 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (60453148)
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研究分担者 |
松葉 龍一 熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (40336227)
宮崎 誠 畿央大学, 教育学部, 特任助教 (60613065)
長岡 千香子 熊本大学, 教授システム学研究センター, 特定事業研究員 (90749839)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 災害看護コンピテンシー / 臨床看護師 / 災害初動 / 教材設計 / 学修支援システム / オンライン学習 / 災害看護コンピテンシー開発 / インストラクショナルデザイン / 学習コミュニティ / eポートフォリオ / オンライン教材 / 災害 / 臨床看護教育 |
研究成果の概要 |
ICN災害看護コンピテンシーVer.1を踏まえた日本の災害初動における臨床看護師のためのコンピテンシーを開発した。それらを学習到達目標とした学習教材を設計,研究チームで構築した学習支援システムへ実装した。近隣医療機関が協働できるために共有すべき学習到達目標を行動レベルで表現した下位コンピテンシーは,役職や役割,看護師経験により異なる内容とレベルがあることを示した。災害時に求められる看護と平時の看護の紐づけにより「災害看護」として業務外で別途学習が必要な内容は限定的であることを明らかにし,災害看護が平時の看護の延長線上に位置づけられ,平時の看護を確実なものとすることが重要であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本におけるICN Framework of Disaster Nursing Competencies(以下ICN_DNCp)の活用報告は少なく,ICN_DNCpの公表を含めこれまで世界の災害看護の発展に貢献してきた日本におけるICN_DNCpを用いた臨床看護師の現状評価や教材開発・学修支援システムの提案など活用事例を報告できたことは意義がある。昨年末に発表されたVer.2との対比,現在注目されるCovid-19など感染症対策や近年多発している大規模災害に求められるコンピテンシー獲得をテーマとする国際的なディスカッションの資料としても活用できるものと考える。
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