研究課題/領域番号 |
17K12240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 明日香 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60756360)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / スティグマ / 教材 / 実行可能性 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
「セルフスティグマ低減」教材の効果および実行可能性を検証するため、糖尿病専門医により現在加療中の20~65歳までの2型糖尿病患者を対象に、同教材の視聴前後に質問紙調査を実施した。セルフスティグマ尺度(Kato A et al, Health and Quality of Life Outcomes 2014)を用いてセルフスティグマの状態を測定、その低減を比較することにより、同教材の効果検証を行った。その結果、同教材の有効性に関しては有望な結果を得ることができた(Kato A et al, PEC Innovation 2023)。さらに、これら一連の分析結果にもとづいて同教材を改訂した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セルフスティグマの状態を低減させることにより、2型糖尿病患者の積極的な自己管理行動を促すことは、治療上、非常に意義がある。2型糖尿病患者のための「セルフスティグマ低減」教材は、本研究代表者らが世界で初めて解明した、セルフスティグマが患者の自己管理行動に影響をおよぼすメカニズムをもとに開発を進めた。本研究によって得られた同教材の有効性に関する有望な結果は、実臨床においても、いままで十分に改善できなかった治療に取り組むために必要となる患者自身の積極性を、エビデンスに基づいた介入によって支援することにつながると考える。
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